鳥羽駅近くの文化財(後編)

前回に引き続き鳥羽駅近くの文化財をご案内します。

「日和山(ひよりやま)の方位石」鳥羽市指定文化財

鳥羽駅のJR側にある日和山を登ると見晴台があります。ここは鳥羽湾を一望できる景勝地で、鳥羽港が帆船が風を待つ港として栄えていた明治中期頃まで、船頭が船出の日を決めるために登ったそうです。

方位石は御影石(みかげいし)でできており、八角形の上に円形 の方位盤を乗せた珍しい形状をしています。
盤面には四方と十二支による方位が、坎(北)、良(北東)、震(東)、巽(南東)、離(南)、坤(南西)、○(西)、乾(北西)と彫られています。

名称 日和山の方位石
種別 有形民俗
所在地 鳥羽1丁目
指定年月日 1969年11月21日
アクセス 鳥羽駅から徒歩10分

文化財ではありませんが、日和山見晴台には無線電話発祥の碑があります。
1912年に世界初の無線電話送受信装置を完成させ、2年後には鳥羽~答志島~神島間の連絡用として実用化に成功し、名古屋と四日市両港に出入りする船舶の公衆用通信にも使われたそうです。

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「伊良子清白の家」鳥羽市指定文化財

伊良子清白は1922年に鳥羽市小浜町で開業医のかたわら詩を書いていた人です。この家は鳥羽で診療所兼住居としていた家を移築した建物です。

1階には診察室や薬局があり、机の上には薬を混ぜる乳鉢(にゅうばち)などの診療器具が置いてあり当時にタイムスリップしたような空間を再現しています。

名称 伊良子清白家住居兼診療所
種別 建造物
所在地 鳥羽1丁目
指定年月日 2009年4月3日
アクセス 鳥羽駅から徒歩3分

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日付 2017年10月1日

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